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2009年4月 7日

全般について

よい矯正歯科・先生を選ぶポイントは何ですか?

表側矯正と裏側矯正の違いは何ですか?

矯正歯科と審美歯科の違いは何ですか?

相談だけでもできますか?

矯正治療は何歳まで受けられますか?

上の前歯の並びだけが気になるのですが、部分的な矯正はできますか?

よい矯正歯科・先生を選ぶポイントは何ですか?

日本矯正歯科学会の認定医であることはひとつの判断基準になります。

大学歯学部では矯正歯科の基礎的な知識は勉強しますが、実際に治療を行えるレベルになるには、卒業後に矯正歯科専門の研修機関でトレーニングを積まなければなりません。

特に矯正治療の場合は、患者さまのかみ合わせの程度も様々なので、治療経験が長いだけではなく、色々な治療例を勉強することも同様に必要です。

また、正しい治療方針の立て方や細かい治療テクニックは教科書に書いてあるわけではないので、良い指導者に一定期間の指導を受けることが絶対条件です。

このことから、医師の経験値を判断するひとつに、日本矯正歯科学会の認定医かどうかは基準になると考えられます。認定医になるには学会が認定した研修機関で一定期間トレーニングを受けることが義務づけられているからです。

どんなに簡単な質問にもきちんと答えてくれる医師かどうかもポイントです。

矯正医が当たり前と思っていることが、患者さまにとって、必ずしも当たり前のことではありません。

その逆も当然あります。患者さまと矯正医が同じ目標を持って治療を進めるためには、コミュニケーションがきちんと取れることが大切なことです。

治療前の矯正相談で先生の説明が理解できない場合は、再度詳しく聞くか、別の先生の意見(セカンドオピニオン)を聞いてみることをおすすめします。


日本矯正歯科学会認定医・指導医
当院の院長は日本矯正歯科学会の「認定医」と「指導医」の資格を有しています。
日本矯正歯科学会の認定医になるには、学会に認定された研修期間で5年以上の研修を受け審査に合格することが必要です。さらにその認定医を育成することが出来る資格を指導医と言います。

認定医とは
• 認定医の資格を得ようとする者は、学会に申請し学会認定医委員会の審査に合格しなければならない。
• 認定医の申請は、次の各号を満たす者に限られる。
1. 歯科医師免許を有する者。
2. 歯科医師免許取得後、引き続き5年以上の学会会員である者。
3. 学会指定研修機関における矯正歯科基本研修およびその期間を含めて、5年以上にわたり矯正歯科臨床研修を修了した者。または、同等の学識、技術、経験を有すると判断される者。
4. 学会の認めた刊行物に矯正歯科臨床に関連する報告を発表した者。
5. 学会倫理規定を遵守する者。
指導医とは
• 認定医の育成および我が国の矯正歯科医療に指導的役割を果たす者として指導医をおく。
• 指導医の申請は、次の各号を満たす者に限られる。
1. 12年以上の学会会員である者。
2. 12年以上矯正歯科の臨床、教育、研究に専従している者。
3. 認定医である者。
4. 大学の附属病院で主に矯正歯科治療を行なう診療科において、矯正歯科臨床に関し3年以上の教育歴および相当の研究業績を有する者。

表側矯正と裏側矯正の違いは何ですか?

歯を動かすためのブラケットいう装置を、歯の表側につけるか裏側につけるかの違いです。

治療中の見た目(審美性)をどの程度求めるかによって、表か裏かをお選びいただけます。

どちらを使っても、治療期間や仕上がりに大きな違いはないでしょう。費用面は、裏側矯正の方が高いことの方が多いです。

以前は表側矯正に使うブラケット素材が金属だったので、歯が見えた時にはギラッと装置が目立ちました。そのため、矯正治療中の審美性を求められる方は裏側に装置をつけるしかありませんでした。

しかし、ブラケットの開発は日々進化しており、現在では歯の色にそっくりで、変色もしないセラミックブラケットが主流となりました。さらに、ブラケット同士をつなぐワイヤーも、シルバーではなく、白くコーティングされたホワイトワイヤーが登場したことで、さらに見た目に優れた表側矯正が可能になっています。

しかし、やはり表側に装置が付くことにどうしても抵抗がある場合は裏側矯正が有効です。以前は、しゃべりにくい、舌が痛い、食べ物が詰まる、歯みがきがしにくいなどの問題がありましたが、現在は装置の進化に伴い、ほとんど気にならないレベルになりました。

治療期間や仕上がりは、表側と裏側の差ではなく治療前のかみ合わせの状態に左右されると考えられますので、見た目と費用のご希望に合わせて表か裏かを選択できます。

矯正歯科と審美歯科の違いは何ですか?

機能と美しさを求める目的は同じですが、そのための方法が違います。

矯正治療は歯そのものの位置をゆっくり動かしてかみあわせを改善する治療法ですが、審美歯科は歯の位置を動かすのではなく、セラミックなどのかぶせ物や詰め物を用いて歯の形を変える治療といえます。

また、審美歯科は治療期間が短いという利点もありますが、歯の表面を削って「差し歯」を入れたり、健康な歯の神経を抜く場合があります。

相談だけでもできますか?

もちろんできます。

まずは相談を受けてみて、ご自分が気になる場所を治療するための専門的意見をお聞きになることが大切です。

それ以外に矯正医からみた問題点がある場合は、治療するメリットとデメリットを詳しくご説明いたします。

治療方法、期間、装置の種類、費用などお聞きになりたいことはたくさんあるかと思いますので、十分な時間を取り相談させていただきます。当院の初診相談は無料です。

矯正治療は何歳まで受けられますか?

何歳になられても治療は可能です。

矯正治療は歯を支えている骨の中で、歯を動かしていく治療方法です。歯槽膿漏のように歯がグラグラになっていない限り、何歳でも治療は可能です。

ただし、悪いかみあわせを何十年も放置していた結果、治療が出来ない場合もありますので、出来るだけ早く治療を開始することをお勧めいたします。

上の前歯の並びだけが気になるのですが、部分的な矯正はできますか?

はい。当院では部分矯正も行っています。

相談の際に患者さまのご要望をお伺いし、部分的な矯正にも対応いたします。

ただし、部分矯正とは言っても、問題がある歯のみに装置を付けて歯を動かすことは出来ません。全体のかみあわせを考えて、装置をつける箇所を判断しています。

どの程度装置を付ける必要があるのか、治療期間にも個人差があることをご了承ください。

料金について

治療費はどのくらいですか?

矯正治療に健康保険は使えますか?

矯正の治療費も医療費控除の対象になりますか?

支払方法によって医療費控除の額は変わりますか?

治療費はどのくらいですか?

当ホームページの治療費の項目をご参照ください。

矯正治療は健康保険が使えませんので、各歯科医院で治療費はさまざまだと思います。その分、適正な費用がわかりづらくなっていますね。
矯正費用は、大きくわけると、総額方式と調整料が別途かかる方式にわかれています。

総額方式のメリットは通院回数によらず治療費が決まっている点(通院の度に、調整料を払うことはありません)、デメリットは一見すると高く感じてしまう点です。
逆に、調整料が別途かかる場合は一見安いと感じますが、通院回数が長くなればなるほど最終的な治療費が高くなる欠点があります。

当院は総額方式で提示し、装置の破損以外に、患者さまに追加費用を請求することはありません。

いずれにしても一つ言えることは、治療費が高いことと良い治療を受けられることとは全くの別問題だということです。

当院では、院長が永年勤務していた国立大学附属病院を基準に、適正と考えられる治療費を算出いたしました。
また装置の材質による価格差をなくし、どの装置も一律の価格設定にしておりますので、ご自分に最適な装置を安心してお選びいただけます。

矯正治療に健康保険は使えますか?

日本では矯正治療は病気とは認定されていないので、治療は健康保険の対象外になります。しかし、生まれつき持った障害が原因で歯ならびに悪影響を及ぼしている場合と、外科的な手術が必要な重篤な場合は健康保険が適応となります。

当院は、東京都から障害者自立支援法第59条第1項の規定により、指定自立支援医療機関(育成医療・更生医療)を担当する医療機関(歯科矯正)として平成20年10月1日付けで東京都から指定されました。また、2011年10月より顎口腔機能診断施設となりましたので、手術の併用を必要とする(顎変形症)患者さまの健康保険適応が可能です。

これにより、以下の疾患を有する患者さまの矯正治療には健康保険の適応が可能です。

<健康保険が適応される症状>
1. 顎骨の外科的手術が必要な顎変形症を伴う噛み合わせの異常
2. 唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)
3. ゴールデンハー(Goldenhar)症候群(鰓弓異常症を含む)
4. 鎖骨・頭蓋骨異形成
5. クルーゾン(Crouzon)症候群
6. トリチャーコリンズ(Treacher-Collins)症候群
7. ピエールロバン(PierreRobin)症候群
8. ダウン(Down)症候群
9. ラッセルシルバー(Russell-Silver)症候群
10. ターナー(Turner)症候群
11. ベックウィズ・ヴィードマン(Beckwith-Wiedemann)症候群
12. 尖頭合指症
13. ロンベルグ(Romberg)症候群
14. 先天性ミオパチー
15. 顔面半側肥大症
16. エリス・ヴァン・クレベルド(Ellis-vanCreveld)症候群
17. 軟骨形成不全症
18. 外胚葉異形成症
19. 神経線維腫症
20. 基底細胞母斑症候群
21. ヌーナン(Noonan)症候群
22. マルファン(Marfan)症候群
23. プラダーウィリー(Prader-Willi)症候群
24. 顔面裂
25. 筋ジストロフィー
26. 大理石骨病
27. 色素失調症
28. 口-顔-指症候群
29. メービウス症候群
30. カブキ症候群
31. クリッペル・トレノーネイ・ウェーバー症候群
32. ウィリアムズ症候群
33. ビンダー症候群
34. スティックラー症候群

矯正の治療費も医療費控除の対象になりますか?

子供:認められます。

成人:日本矯正歯科学会認定医の診断書があれば認められます。

発育段階にある子供の歯列矯正は、成長を阻害する可能性がある不正咬合を治すことが治療の目的ですから、基本的に医療費控除の対象となります。

このように、矯正治療の目的が、身体的に歯列矯正が必要であった場合は、成人でも医療費控除の対象になります。

同じ歯列矯正でも、見た目を美しくすることが目的の治療費は、医療費控除の対象にならないということです。

原則的には、予防と美容に関するものは認められないとされていますが、歯列矯正する大抵の人は歯並びが悪いため、咀しゃく障害や、かみ合わせの改善を必要としています。

実際に、審美的改善が主か、咀しゃく障害の改善などが主かといった判断は矯正歯科の担当医が行いますので日本矯正歯科学会認定医の診断書があれば100%認められるということです。

医療費控除を受けるための条件は?
医療費控除は、1月1日~12月31日の1年間に支払った医療費が10万円を越えた場合の超過分に対して適用されます。ただし、年間所得が200万円未満の場合、所得×5%を基準として超過分に対して適用されます。

歯の治療費を歯科ローン(クレジット)で支払うと得になる。
院内分割より得になり医療費控除のメリットが大きくなります。

歯科ローンは、患者が支払うべき治療費を信販会社が立替払をして、その立替分を患者が分割で信販会社に返済していくものです。したがって、信販会社が立替払をした金額は、その患者のその立替払をした年の医療費控除の対象になります。つまり一括で治療費を支払った時と同じ医療費控除の金額になるので節税効果が大きくなります。

なお、歯科ローンを利用した場合には、患者の手もとに歯科医の領収書がないことが考えられますが、この場合には、医療費控除を受けるときの添付書類として、歯科ローンの契約書の写しを用意してください。ただし、金利及び手数料相当分は医療費控除の対象になりませんからご注意ください。

支払方法によって医療費控除の額は変わりますか?

歯科ローン(クレジット)で支払うと控除される額が多くなります。

矯正治療費は高額ですから、分割のお支払いを希望される方は多くいらっしゃいます。

同じ分割でも、院内分割より歯科ローンをお使いになった方が、医療費控除のメリットが大きくなることを知っておくとよいでしょう。

歯科ローンは、患者さまが支払う合計の治療費を、信販会社が歯科医院に立替払をして、その立替分を患者さまが分割で信販会社に返済していくというしくみになっています。

信販会社は患者さまの完済前に、合計額を一括で医院に支払っていますので、医院側からすると、患者さまは医療費をすべて支払済みとみなされます。
つまり、まだ返済中であっても、全額がその年の医療費控除の対象になるというわけです。

一括で治療費を支払った時と同じ医療費控除の金額になるので、節税効果が大きくなるのです。

なお、歯科ローンを利用した場合には、患者さまの手もとに歯科医の領収書がないことが考えられますが、この場合には、医療費控除を受けるときの添付書類として、歯科ローンの契約書の写しを用意してください。
ただし、金利及び手数料相当分は医療費控除の対象になりませんからご注意ください。

当院で利用しているJACSのローンは患者さまの金利負担がありません。ローンでお支払いいただいても、トータルの支払額は一括払いと同じです。
クレジットカードのお支払いが一番多いですが、若い女性の方などで限度額が足りない場合もあるでしょうから、金利のかからない歯科ローンをおすすめしています。

現金一括でお支払の場合は、クレジット時の手数料3%を値引きしています。

矯正期間中について

現在むし歯があります。一緒にむし歯の治療はできますか?

歯を抜くことはありますか?

治療期間と通院間隔はどれくらいですか?

治療中に引っ越した場合は、どうすればいいですか?

治療中の痛みはどの程度ですか?

装置が壊れたらどうすればいいのですか?

矯正装置を着けたら、食べ物の制限はありますか?

矯正装置をつけたままスポーツや楽器の演奏はできますか?

矯正治療中にむし歯ができた場合はどうしたらいいですか?

治療後、もとに戻ったりしませんか?

結婚式の日だけ矯正装置をはずすことはできますか?

矯正治療中に妊娠しても大丈夫ですか?

現在むし歯があります。一緒にむし歯の治療はできますか?

むし歯治療を優先するため、一般歯科医院をご紹介しています。

治療前にむし歯がみつかった場合、矯正装置を付ける前に、むし歯治療を優先的に行っていただきます。

当院は矯正専門の歯科医院なので、むし歯治療に必要な材料を常備しておりません。
かかりつけの歯科医院あるいは、当院が信頼できる歯科医院をご紹介して先に治療していただきます。これは抜歯に関しても同様です。

当院でむし歯治療を行わない理由は、日々むし歯治療を行っている歯科医にお願いするほうが、患者さんにとってメリットが大きいと考えているからです。
同じ歯科医でも得手不得手はあるものです。

治療内容によって、その道のプロにお願いすることが、患者さまにとって最善の治療法だと思います。
内科の専門医が心臓外科手術を行わないことと同じだとイメージしていただければわかりやすいかと思います。

歯を抜くことはありますか?

治療上必要があれば抜くことはあります。

出来る限り歯を抜かないで治療することは、矯正医も患者さまも気持は同じだと思います。

あごの大きさと歯の大きさのバランスが悪い場合は、あごの大きさを横にひろげ、歯を後ろに動かすことで隙間を作ることが出来る場合は、歯は抜く必要がありません。

しかし隙間を作れなかった場合や、口元が前に出ているのを改善したい方は、十分な治療結果を得るためには歯を抜くことが必要な場合もあります。

インプラント矯正などで、抜歯をしない治療方針の幅がひろがってはきました。

しかし、あごを大きくすることには限界がありますし、インプラント矯正なら何でも可能になるということは絶対にあり得ませんので、当院ではあえて歯を抜く場合もあるとご説明しています。

治療期間と通院間隔はどれくらいですか?

治療期間の平均は1年~1年半くらい、通院ペースは2~3週間に1回が平均的です。

出来るだけ治療期間を短くするために、当院では通院のペースを2~3週間に1回にしております。
治療の難易度、歯の動き方の個人差にもよりますが、通常の治療方法で平均1年~1年半くらいが一般的な治療期間です。

弱い力で細かく治療を行いますので、歯に過度の負担をかけることはありませんのでご安心ください。

また、治療中に使用するゴムなどのご協力次第では、もっと短期間で終わる場合もあります。

治療中に引っ越した場合は、どうすればいいですか?

新たな医院で継続治療をお願いしています。

当院へ通院していただくことが不可能な地域への引っ越しでしたら、引っ越し先近隣の矯正歯科医院への継続治療の依頼をしております。

その場合は、治療段階に応じた治療費の清算をさせていただきます。

治療中の痛みはどの程度ですか?

痛みがまったくないとはいえませんが、想像されているより痛くありません。

ブラケットにワイヤーを装着すると、歯のでこぼこを治そうと持続的に歯に力がかかります。
歯が動く時には、骨の中の歯根周囲で炎症反応が生じ、それが痛みの原因となっています。

そのとき、むし歯の痛みと違った歯が浮くような感じがする場合や、物をかむときに鈍い痛みを覚えることがあります。この痛みは数日続くことがありますが、1週間くらいで消失します。

当院では治療初期には極めて弱い力で歯を動かしますので、炎症の度合いが少なく、あまり痛みを感じることはないでしょう。
痛みの感じ方は個人差がありますが、実際に当院に通院中の方の中には、全く痛くないですと言われる患者さんもたくさんいらっしゃいます。

その他に痛みの原因は、治療中の矯正医の手さばきにも大きく影響します。
多くの治療経験に基づいた優しい治療を心がけておりますのでご安心ください。

もしも、痛みを感じた時のために、当院ではこちらをご用意しています。

よくある質問

装置が壊れたらどうすればいいのですか?

修正しますので、なるべく早くご連絡ください。

矯正装置は入れ歯などと異なり、矯正治療期間内にだけ効果を発揮する器具です。
そのため、耐久性を求めることが目的の装置ではないので、治療中に壊れてしまうことがあることをご理解下さい。

いずれにしても装置が壊れた、外れた場合は、なるべく早くご連絡ください。
次回のお約束日にでも大丈夫な場合と、至急修正する必要がある場合があります。

まずは状態をお聞きいたしますので、必ずご連絡ください。

矯正装置を着けたら、食べ物の制限はありますか?

基本的に制限はありません。

治療を始めたばかりの頃は、ワイヤーが細く柔らかいのでキャラメル、ガム、グミなどが引っ掛かり、ワイヤーが外れてしまうことがありますので控えたほうが無難です。

しかし、ある程度治療が進めば基本的に食べ物の制限はありません。
当院の患者さまは、皆さま何でも食べていらっしゃいます。

矯正装置をつけたままスポーツや楽器の演奏はできますか?

出来ますが注意が必要な場合があります。

まず、トランペットのように唇にマウスピースを押しつけるタイプの楽器は、表側に矯正装置がついていると痛いことがあります。
スポーツでは格闘技が要注意です。

こういった場合は、装置をガードする歯科用マウスピースを使って対応することができますので、治療前にご相談ください。

出っ歯(上顎前突)の場合

出っ歯のかみあわせは、
・上あごが前に出ている
・下あごが小さい
・上の前歯が前に出ている
・これらの組み合わせ

とさまざまな場合が考えられます。

しかし、大半は下あごが小さいお子さんがほとんどです。
この場合は、下あごができる限り前方に成長してくれるように、治療補助することが大切です。

下あごの成長は身長がぐんぐん伸びる時期とほぼ同じ時期なので、それ以前から治療を開始しておく必要があります。
さらに、歯とあごの大きさのバランスが悪い場合も多く、でこぼこに対する治療も一緒に行わなければうまくいかないこともあります。

◆子供に使用する装置の例
機能的矯正装置
pediatrics+003
口の周囲にある筋肉や舌の機能的な力を利用して、上下のあごの位置のバランスを改善する装置です。
特に下あごが小さい出っ歯の治療に有効です。

通常は、夜寝ているときに使用します。
この装置は下あごが大きく伸びる成長期に使用しないと効果がありません。
また、細かい歯のでこぼこを治すことはできないので、ワイヤーによる矯正治療に移行することが必要な場合が多くあります。

習癖などが原因となる場合

<指しゃぶり>
指しゃぶりは、上下の前歯がかみあわない開咬や出っ歯の原因となります。
長期間指しゃぶりを続けていると、歯を支えている骨自体が変形してしまうこともあります。
心理的要因もあるので、子供が自発的にやめようと思わないとなかなか治らないものです。
やめなさいと厳しく起こる前に、一度矯正専門の歯科医の相談を受けることが、子供が指しゃぶりをやめるきっかけになることがあります。

<乳歯のむし歯>
通常は、下から永久歯が出てくることで、乳歯の根が溶けグラグラになり、歯が生えかわるという流れが、自然な永久歯への生えかわり方です。

早い時期に乳歯がむし歯になってしまい抜けてしまうと、まだ永久歯が生えてこないため、歯がないスペースが長期間残ってしまいます。

その結果、スペース周囲の歯が倒れこんできたり、永久歯がでこぼこに生えてくることがあります。

このように、幼少期にむし歯が多いと、永久歯の歯並びが悪くなりますから、しっかりと仕上げ磨きをしてあげることと、歯みがきの習慣を作ってあげることが大切です。

<舌を上下の歯の間に突出させるくせ>
唾液をのみ込むときに上下の歯の間に舌を出すくせは、歯ならびに重大な悪影響を与えます。
前歯をいつも後ろから前に押していることになるので、前歯が唇のほうに傾き、出っ歯になったり、歯の間に隙間ができたりしてしまいます。
舌が指の代わりになるくせなので、指しゃぶりと同様に上下の前歯がかみあわない開咬の原因にもなるでしょう。
ご相談にみえる子供の多くに、このくせがあります。
生まれた頃からずっと続いているくせなのでそう簡単には治りませんが、指しゃぶりのような心理的要因からくるくせではないので、装置を使って治すことが可能です。

◆子供に使用する装置の例
舌癖改善装置(タングクリブ)
pediatrics+008
舌をガードする柵を組み込んだ取り外し式プレート装置や、固定式の装置を使用します。
舌が前に出るのを強制的に防ぐため、いつもの舌の使い方ができなくなり、正しい舌の使い方を誘導する装置です。
強制的とはいっても痛みを生じることはありません。

歯並びがでこぼこ(叢生)の場合について

永久歯の前歯が出はじめたころに、でこぼこになってきていることが気になり、ご相談にみえる保護者の方がいらっしゃいます。

なかにはすぐにでこぼこをきれいにしてあげたい、という希望をお持ちの場合もあります。
親御さんのお気持ちはよくわかりますが、実はこの時期にきれいな歯並びを求めても、意味がないのです。
でこぼこになるのは、あごが小さくスペースが不足していることが原因です。

永久歯が出はじめた頃に前歯のでこぼこを治すことは簡単ですが、今後生えかわる乳歯のことを無視して前歯だけを並べると、いずれ奥の乳歯が生えかわるときに、その下からはえてくる永久歯にでこぼこの問題が起きてくるでしょう。これでは、せっかく前歯のでこぼこを治しても、意味がなくなってしまいます。

また、歯の大きさとあごの大きさのバランスが悪い場合も、でこぼこになってしまいます。
子供のあごは、成長によって自然と大きくなりますが、矯正でその手助けをしてあごを大きくすることでバランスを整えることができます。

特に最近のお子さんは、あごが小さい傾向にありますので、でこぼこになりやすいとは言えますが、乳歯の時点、歯の根っこが出来上がっていない時点では根本的な歯並びは治せないのです。

あごの大きさを調整することで、将来抜歯をしなくても永久歯をきれいに並べることが可能になります。

◆子供に使用する装置の例

pediatrics+001

使用するのはおもに夜寝ている時で、装置の真ん中に埋め込まれた拡大ネジの1回の拡大量は約0.25㎜です。
そのため、子供の負担も少なく、痛みもほとんどありません。

時間をかけて徐々にあごを拡大していく装置なので、治療期間はかかりますが、きちんと使用していれば確実に効果が期待できます。

取り外し式プレート装置

pediatrics+002
スプリングを組み込むことによって歯を動かすこともできます。

受け口(下顎前突)の場合

<幼少期>
受け口の場合は、できるだけ早い時期に、一度矯正専門の歯科医のチェックを受けることが大切です。
3才児検診のときにすでに受け口になっていれば、「ムーシールド」という装置を使って、口の周りの筋肉のバランスを整えて改善することできます。

約1年間、就寝時に装置を使用するだけです。
痛みがある装置ではないので、3歳頃には使用可能となります。
pediatrics+004

<小学校低学年>
早い時期から治療を行えない場合も多く、永久歯の前歯が出てきたころに受け口に気がつくことが多いのではないでしょうか。
受け口はそのままにしておいて治ることはありません。また、成長とともに悪化していくことが考えられますので、気がついたら早めに、矯正専門医に診てもらうことをおすすめします。

受け口の矯正治療では、上あごと下あごの成長時期が違うことが問題を複雑にしています。
上あごは小学校の高学年までが、一番旺盛に成長する時期なのですが、この時期に前歯が受け口の状態だと、前に成長しようとする上あごを、下あごが抑えてしまいます。
逆に、下あごは身長がぐんぐん伸びる時期に急に大きく成長し始めるので、このときに受け口だと上あごが下あごの成長を抑えきれません。
結果として、受け口の程度が悪化してしまう可能性が大きいのです。

とにかく、下あごが大きく成長し始める時期までに、前歯の受け口を治しておくことが肝心です。

ただし、どんなに効果的な時期に治療を始めても、受け口は遺伝する場合も多いため、本人が持っている遺伝情報により、通常の矯正治療では治せないほど下あごが成長してしまうことがあります。
その場合は外科的な手術を併用した矯正治療を行うことになります。
身長が伸びるのを止められないように、下あごが伸びること自体は止めることができませんが、早期に計画的な治療を行い、下あごの成長する方向を変えたり、上あごの成長を促進させることで、手術の必要がなくなることも多いのです。

pediatrics+005右の写真の装置は、夜寝ているときに使用します。
上あごを前方に成長促進させることを目的とした装置です。
小学校低学年の受け口の子供に大変効果があります。
痛みを生じる装置ではないので、子供に苦痛を与えることはありません。
寝ぞうが悪い子供に使えるのか心配な保護者の方も多いですが、今までの経験上、使用できなかった子供はいませんのでご安心ください。

矯正治療中にむし歯ができた場合はどうしたらいいですか?

矯正治療を一時中断してむし歯の治療を優先します。

矯正装置がついた後は、歯みがきを十分に行わないと装置周囲に歯垢がたまり、むし歯になってしまうことがあります。

そのままにしておくと悪化して、歯そのものをダメにしていまいますので、虫歯になってしまった場合は、部分的に矯正装置をはずしてむし歯治療を優先いたします。

虫歯治療はかかりつけの歯科医院あるいは、当院が信頼できる歯科医院をご紹介しております。
その間、矯正治療を中断することになりますので、矯正治療期間が長くなってしまうとお考えください。

矯正期間短縮のためにも、日頃のお手入れをしっかり行うことが大切です。
毎回の処置の際に必要に応じてクリーニングは行いますが、数週間に一度だけきれいにしても、むし歯の予防にはなりません。

時間のない昼間は、洗口液(たとえばリステリン)など併用して軽く済ませてもかまいませんので、1日1回、夜だけでも時間をかけて汚れを落としてあげてください。

当院では

よくある質問

などお手入れの手助けになるグッズを準備しています。

治療後、もとに戻ったりしませんか?

すべての患者さまは、矯正装置をはずした後に保定を行う必要があります。

歯を動かす治療が終わったあとは、新しい歯の良好な位置を維持するための保定が始まります。
移動完了直後の歯はかなり動揺していますので、きちんと保定を行わないと歯が動き出す場合があります。

通常、保定装置(リテーナー)という後戻りを防止する取り外し可能な装置を用います。
この装置をきちんと使用することも矯正治療の大事な一部です。歯の位置が安定してくれば就寝時のみの装着でよくなります。

保定は、最低でも2~3年は使い続けることで、正しいかみあわせを長く維持することができます。

また、年に1回の定期健診を受けることも大切です。

結婚式の日だけ矯正装置をはずすことはできますか?

大丈夫です。別途費用もかかりません。

結婚式、成人式当日、あるいは事前の写真撮影にあわせて矯正装置を一時的にはずすことは承っております。

治療の仕上がりにとくに影響が出ることもありませんので、ご安心ください。
スケジュールを立てて支障ないようにいたしますので、なるべく早くご相談ください。

また、結婚式当日までに治したいというご希望にも出来る限り応じさせていただきます。
日取りに合わせて治療計画を立てますので、できる限り早めにご相談ください。

当院は一時的にはずすのに、費用はいただいておりません。

矯正治療中に妊娠しても大丈夫ですか?

大丈夫です。

つわりが激しい時期など長時間の診療や通院が難しいこともありますが、矯正治療自体が問題になることはありません。
しかし、レントゲン写真をとることはできるだけ避けたほうが安心です。

当院では最新のデジタルレントゲンを導入しており、従来のレントゲンに比べてX線量が10分の1程度で済みますので通常は問題はありませんが、妊娠の可能性がある場合は必ずご申告ください。


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